バルカーのCMが気になる!何の会社なの?社交ダンスとの関係は?

当記事は広告が含まれています。
当記事は広告が含まれています。
どうしても気になるCM・番組・芸能人

「Dの旋律」という番組の合間に放映されている、2つのCMをご存じですか?

それはバルカーという会社が提供しているのですが、なんだか不思議なCMです・・・。

出演している名も知らない役者達と唐突なダンス。

バルカーという会社がどんな業種なのかまったく分からず、いつもモヤモヤ・・・。

これについて調べてすっきりしようと思います。

スポンサーリンク

Dの旋律とは

ヴァイオリニストの生演奏に合わせて、プロの社交ダンスのパフォーマンスが見ることのできる5分ほどの番組。

放送日
テレビ東京 毎週木曜よる 21時54分~22時00分放送
BSテレ東 毎週土曜深夜 1時30分~1時35分放送


BSでも放送していたのは知りませんでした。

Dの旋律
2021年3月から放送スタート。

2022年4月6日から、サブタイトルが変わり正式な番組名が

Dの旋律~ダンスと音楽のシンフォニー~になり

2023年4月6日からChapter5になり、番組は3年目に入りました。

出演は世界的ヴァイオリニスト古澤巖(ふるさわ いわお)さんと日本のトップダンサー達。

男女のペアのプロダンサーが週替わりで出演しています。

ヴァイオリニスト古澤巖さんとダンサー二人の楽し気なトークで、本日踊るダンスの楽曲を紹介したのちに、古澤さんの演奏に合わせて素晴らしい社交ダンスを披露します。

全くダンスの知識のない私でも、その優美なダンスについ引き込まれ見入ってしまい、とても優雅な時間を過ごせます。

スポンサーリンク

合間のバルカーのCMの概要と解説

番組の合間に流れる「バルカー」CMが興味をそそられます。

30秒のCMが番組の合間に2本流れますが、どちらも出演者が見たことのない役者で

バルカーっていったい何をやってる会社なのか、このCMだけでは皆目見当もつきません。

しかも、出演者が唐突にダンス着に着替え踊りだすという、ますますわからない展開でCMは終わります。

2023年4月現在、放映されている気になるCMの概要と解説はこちら。

前半のCM①
バックミュージックで遥海の「Sky’s the limit」が流れている。

30代~40代と思われる2人のバリバリのキャリアウーマンが登場。

パソコンを慣れた手つきで操り社内を闊歩する女性社員と、会議室でプレゼンや質疑応答を堂々とする女性社員の二人が登場。

二人は先輩と後輩の間柄。


後輩がプレゼンしているのを真剣に聞き意見する先輩。

ナレーション:(後輩目線)「認めてもらいたい人がいる」
       (先輩目線)「成長を見届けたい人がいる」
      

二人はダンスドレスに身を包み、お互いが別の男性とペアになり社交ダンスを踊りだす。


踊り終えて、向かい合い握手する二人。

後輩「やりますね」
先輩「あなたもね」 

(二人そろって)「本気で生きる彼女にエールを。私たちは全力で挑む。バルカー」

CM①の解説 出演はバルカーの女性役員!

このCMのタイトルは「二人はライバル」

出演はバルカーで実際に働く常務執行役員執行役員のお二人。

実際の職場でも先輩と後輩の間柄なのでしょう。

仕事上では上下関係のある中、お互いに成長をしたいし支えたい。
そんな二人がダンスとなると上下関係を超えてライバルとして高め合う。

そんな人生ドラマを感じさせるCMです。

続いて後半のCMを見てみましょう。

後半のCM②
バックミュージックで遥海の「Be Alright」が流れている。

40代くらいの男性が重く冷めた空気の中、自宅ソファに座り、妻は台所に立つ。


夫「ちょっとコンビニ行ってくる」
妻「いってらっしゃい」

ナレーション:「一人じゃなくても孤独を感じることがある。生活に追われ、楽しむことを忘れ・・・」

男性は夜の公園でスマホを手に、プロのダンサー女性のダンス動画を見つめる。
そして自身もステップを踏み出す。

ナレーション:でも大丈夫。きっと何かが見つかる。

自宅に戻り、妻に膝まづき手を差し出す男性。
「Shall we dance?」
妻 うなずき、手を差し伸べる。

ナレーション:「明日に向かって一緒に。バルカー。」

CM②の解説 こちらも踊っているのはバルカー役員さん

このCMのタイトルは「ピエロの彼は今日も前を向く」とのこと。

こちらの出演男性もバルカー実際に働く常務執行役員の方。

家庭も仕事もなんだかうまくいかない日常が、ダンスによって上向きになっていく予感がする、そんなCMです。

そして、この2つのCMで流れている曲を歌うのは歌手の遥海さん。

遥海さんは2022年現在「ソニー 損保♪」のジングルを歌っている実力派の歌手です。

関連記事「ソニー 損保♪」のジングル(曲)を歌う「遥海」とは?ソニー損保のジングル担当歌手の共通点も。

バルカーって何をしてる会社なの?

次は、バルカーについて調べてみました。

以下会社のHPより参照
株式会社バルカー(英文表記 VALQUA, LTD.)

1927年に自動車および各種高速機械用ブレーキライニングの製造及び販売を目的として、大阪府中河内郡龍華町(現八尾市)に日本ブレーキライニング製作所を創立。

2018年に商号を日本バルカー工業株式会社から株式会社バルカーに変更。

ちなみにバルカーの社名はValue & Qualityを組み合わせたもの。

  • 工業用パッキン、ガスケット等のシール材大手。
  • 事業内容は産業機器、化学、機械、エネルギー、通信機器、半導体、自動車、宇宙・航空産業等、あらゆる産業向けにファイバー、ふっ素樹脂、高機能ゴム等各種素材製品を設計、製造、加工および販売。
  • 本社は東京(品川区)で年商は335億円(2022年3月期実績・グループでは約531億円)、従業員数は433名 (グループでは1,800名、2021年3月31日現在)。
  • 東京証券取引所プライム市場に上場

    さらに世界7か国にネットワークを持つグローバルな展開をしています。
スポンサーリンク

バルカーとダンスの関係は?会社ぐるみでダンスをしているってホント?

バルカーの代表取締役会長CEO瀧澤 利一氏(2023年現在)

創業者である祖父、父につぐ3代目です。

2022年のバルカーのCMでは、社員の活躍を陰ながら応援し見守る役として、ご本人自ら出演していました。

取引先の社長の影響でダンスに目覚める

瀧澤氏が40代のころ、取引先の女性社長が社交ダンスをしており、その発表会を見に行くようになったのが縁でダンスを習うようになり、そこからがバルカーが社交ダンスを支援するようになった始まりだったようです。

バルカーの役員はじめ、社員たちはプロの講師にダンスを教えてもらっているというから驚きます。

瀧澤社長のもと、社を挙げて社交ダンスに情熱を注ぐ会社のようです。

社交ダンスというものが、国際人としてのマナーやコミュニケーション能力を養う最適な教養であると認識したからこその、ダンスへの情熱のようです。

社会貢献としてダンスを応援

そして2021年9月、瀧澤氏は日本ダンス議会(JDC)に就任しました。

今後は、JDCの理事会等にもオブザーバーとして参加し、将来に向けた提言を行なっていく予定とのことです。

また、会社の社会貢献活動として「ボールルームダンス」の普及・振興を支援しています。

ボールルームダンスとは男女が一組になって屋内のフロアで踊るダンスのことです。

主な支援として

  • 「小・中・高校生ボールルームダンス 全日本チャンピオンシップ」
  • 「全日本ブラインドダンス選手権大会」
  • 「バルカーカップ統一全日本ダンス選手権」

などあります。

この中でも特に注目される大会がバルカーカップ統一全日本ダンス選手権です。

スポンサーリンク

バルカーカップ(バルカーカップ統一全日本ダンス選手権)とは?

一般社団法人NDCJ(ナショナル・ダンス・カウンシル・オブ・ジャパン)が主催し、バルカーグループが特別協賛している社交ダンス日本一を決める国内最高峰の競技会

2015年から開催され、2022年からは「新生バルカーカップ」として「フリー&フェア」というコンセプトのもとプロアマ問わず参加できるようになりました。

競技は「ボールルーム部門」と「ラテンアメリカ部門」の二つの部門に分かれて競い合います。


毎年11月に開催され、会場はグランドプリンスホテル新高輪「飛天」

フジテレビのFNS歌謡祭の会場としてもおなじみですね。


ここに全国の国内プロ・アマ選手が集い「社交ダンス日本一」を決めるのです。

優勝者の賞金は1000万円!さらに優勝者、準優勝者には翌年のWDC世界ダンス選手権の日本代表権が与えられるというからすごいです。

ちなみにバルカーカップの運営はバルカーの社員がやっているそうです。

まとめ

いつも気になって見ていた番組「Dの旋律」。その提供のバルカーのCMを見て湧き上がる疑問。

バルカーって何の会社なの?ダンスとはいったい何の関係が両者にあるの?と。

するとバルカーは工業用パッキン、ガスケット等のシール材大手で上場もしている大企業なのだとわかりました。

そして思った以上にバルカーという会社が社交ダンスに力を入れているのを知り、驚きました。社長自らが率先し、社を挙げて社交ダンス界を盛り上げている会社でした。

バルカーカップという社交ダンス日本一を決める大会の特別協賛をして、社交ダンス界を支援しています

しかしCMの中でバルカーの製品について説明したり、社交ダンス界を支援している事に何も触れません。

会社の事業内容を押し出さず、巧みに社員がダンスをする様子を入れるなど、バルカーという会社と社交ダンスが脳内に一緒に自然とインプットされるなかなかの戦略のあるCMだと感じました。

工業製品の業界、ダンスの世界、それぞれの人達にとっては知らぬ者はいない超有名な会社でCM自体が万人向けというより、その人達向けというスタンスで作成されているのだろうと思います。

ヴァイオリニスト古澤巖さんの演奏にも聴き惚れてしまうので、我が家ではこの番組を録画し、ヴァイオリンタイムとダンスタイムの2回に分けて観ています。

5分という短い番組ながらプロのヴァイオリニストとプロのダンサーの競演を堪能できるという、贅沢かつ珍しい番組で、合間の2本のバルカーのCMも含めると「なんてお得な5分間なのだろう」と感心します。

「Dの旋律」、今後も毎週楽しみに拝見しようと思います!

タイトルとURLをコピーしました