「家のフローリングにワックスを塗りたいけど、体にも環境にも良いワックスを選びたい!」
「未晒し(みざらし)蜜ロウワックス」を試してみたいけど、実際のリアルな感想が知りたい!」
今回は「未晒し蜜ロウワックス」を購入しようか迷っている方に向けて、我が家のフローリングの床に「未晒し蜜ロウワックス」を実際に使ってみた使い心地や、塗る前と後のビフォアアフターなどを解説してみようと思います。
参考にしていただければ幸いです。
未晒し蜜ロウワックスを選んだ訳
我が家は築年数が約10年で、床はすべてフローリングです。
最後にワックスをかけたのはもう5年も前。
そろそろフローリングの保護もかねてワックスをかけなければ・・・・と思っていました。

やっぱり値段は高いほうがいいの?
我が家にはワックスの量はどれくらい必要?
天然素材で体に優しいものがいいな。
ワックス選びになると種類も値段も多種多様で選ぶのにずいぶん迷いました。
そんなたくさんの種類の中から今回は
「木材屋とハチミツ職人が作った 未晒し(みざらし)蜜ロウワックス」Cタイプ
を選んでみました。
未晒し(みざらし)蜜ロウワックスを選んだ理由
・肌に付いても安全安心
・フローリングの木材の呼吸を妨げない
・環境に無害
・防水防汚効果がある
やはり長い時間いるリビングや、食物を扱うキッチンなので素材は肌に付いても安心安全なことが第一のポイントでした。
あとはキッチンは水や油で汚れやすく、バリアを張って汚れを防いでくれるものを探していました。
未晒し蜜ロウワックスはどんなフローリングにも使える?
我が家のフローリングはこんな感じです。(木の種類は不明)
広さは21畳。キッチンとリビングが1フロアになっています。

未晒し蜜ロウワックスは無垢材や集成材のフローリングに使用可です。
しかし化学塗装の上からは塗れません。
マンションによく使われる合板(複合)フローリングは化学塗料が塗布されているので未晒し蜜ロウワックスは塗れないようです。
よって我が家のフローリングには使えそうです。
何缶必要?使用量の目安は。
使用量の目安は300mlで約15㎡~45㎡(9畳~27畳)と記載されていました。
これはあくまで目安。
木も生き物でワックスの吸収量も違いますし、木の種類によっても使用量は異なります。
我が家は21畳分塗るため、一応300ml×2缶購入しました。
Aタイプ Cタイプ どっちを購入すればよいの?
未晒し蜜ロウワックスは主に2種類のタイプがあります。
<Aタイプ>
油の吸い込みが激しい材(桐、コルクタイル、ベニヤ、無塗装合板)
オイルステインや柿渋仕上げの上の塗装
ワックスの形状はバター状
<Cタイプ>
無垢材のフローリングなど広い面積を塗装する場合
ヒノキ、杉、パインなどほとんどのものに適応
ワックスの形状はマーガリン状
Cタイプは油が多く伸びもよいので使いやすい。
我が家は広い面性を塗装するので<Cタイプ>を購入しました。

まずは準備!

スムーズに作業できるよう、準備は万端に。
・未晒し蜜ロウワックス
・布
・カレースプーン
・スポンジ
・養生テープ
スポンジは購入時に付いていました。
早速、塗装していきます。
《before》ワックスを使用する前の状態はこんな感じ

一見綺麗なフローリングですが、家族がみんな素足で歩くのでだいぶ脂汚れがついています。
床のふき掃除をしてみると・・・・・
かなり汚れています。


いよいよワックスを塗装します。
詳しい説明書が付いているのでそれをよく読みます。
壁にワックスが付かないように養生テープを張ります。

説明書通り、カレースプーン半分で0.5㎡を目安に塗って行きます。
まず、付属のスポンジにワックスをまんべんなく塗り、(パンにマーガリンを塗る感じ)
奥から手前にサ―ッと塗ります。
ワックスの伸びがいいので、ギューッと押し付けたりせず、薄く薄く塗る感じで大丈夫です。
そうしたらすぐに乾いた布でカラぶきをしてサラッとしたら、次の0.5㎡の塗装をします。
これを延々と繰り返し、21畳分を午前中に仕上げました。

窓全開で扇風機も付けながら作業しました。
ここで反省点
・カラぶき用の布が身近になく、不要なバスタオルになってしまったので、きちんと用意しておけばよかった。(不要な古いTシャツなどで良いとのこと)
・あまりにケチケチ使いすぎて、2缶購入していたのに1缶目で余ってしまった。塗る量が少なすぎたか?
《after》ワックスを使用した後の状態はこんな感じ

夕方まで放置して仕上がりました。
テカリすぎず、自然な仕上がりで木の素材が際立ちます。

綺麗に塗れました。

べた付くこともなく快適です。
匂いはある?
匂いは最初はあります。帰宅した家族もすぐに気が付くにおいです。
刺激臭ではありません。
なんというのか、自然の物質の匂いなのですが、形容するのが難しいです。
2~3日すると、すっかり匂いは気が付かなくなっていました。
撥水効果はこんな感じ
塗装後、水を垂らしてみました。
しっかり水もはじいてくれて一安心。

ペットや赤ちゃんがいるけど安全性は大丈夫?原料は?
原料はエゴマ油(国内精製)と蜜ロウ(国産・無漂白)の2つだけです。
どちらも食品に使われるものなので赤ちゃんや、ペットを飼っている家庭でも安心ですね。
また、ホルムアルデヒドやヒ素・重金属・カドミウムは検出されていません。
エゴマ油については日本の油脂メーカーが中国の契約農園で栽培したものを日本で精製した1番絞りの油だけを使い、蜜ろうは日本の雑木山などで働く蜜蜂の余剰巣を使用しているそうです。
環境にも優しいんですね。
この商品を販売する「有限会社 小川耕太郎∞百合子社」とは?
公式HPによると三重県尾鷲市にある会社です。
元製材屋さんで社名から察する通り、ご夫婦で経営されています。
公式HPによると社名につく「∞」の意味は
「∞」には無限のチカラを秘めた自然界から戴く恵みを表現しています。
有限会社 小川耕太郎∞百合子社 社名の由来より
(中略)
商品の原点である蜜ロウワックスと深い関係のあるミツバチ達は「∞」のような形でダンスをして、仲間達に花の蜜の場所を教えます。私どもも商いを通して「持続可能な循環産業」への道筋を示していきたいとの意志を「∞」に表しました。
(中略)
「強い印象を残す社名を」と考えた時、カッコつけずに「家内工業」という規模がイメージできる「名前」と思い入れのある記号「∞」を組み合わせた社名が生まれたのです。
利益・売上げの一部を使って寄付や実践的活動をしており、“持続可能な社会”の実現を第一に考え、製品の企画・生産・販売を行っている、今まさに社会で必要とされるような会社運営をされています。
まとめ
5年ぶりに我が家のリビング&キッチンのフローリングにワックスを塗りたくて、商品選びに悩んだ結果選んだ「未晒し蜜ロウワックス」。
「環境にやさしく、人体に無害でしっかり防水防汚効果があるものが欲しい」
というわがままな我が家の願いを兼ねそろえた商品でした。
ワックスの伸びがいいので、力もいらずスーッと塗り進められます。
商品を製造販売している「有限会社 小川耕太郎∞百合子社」はご夫婦の名前を社名に入れており、さらに∞が加えられ、“持続可能な社会”の実現を第一に考えている会社です。
なんだか情熱を感じますね。
さらにもっと詳しい使い方は有限会社 小川耕太郎∞百合子社の公式HPにも記載されていますので、そちらもご参照ください。