「大竹まことゴールデンラジオ!」(文化放送)内で14時25分ころ放送の名物コーナー「大竹メインディッシュ」。
月曜日から金曜日まで毎回多彩なゲストが登場します。
2024年5月7日(火)のゲストは今井 悠介(いまいゆうすけ)さんです。
今井 悠介(いまいゆうすけ)さんプロフィール
今井 悠介(いまいゆうすけ) | |
生年月日 | 1986年 |
年齢(2024年時点) | 38歳 |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
出身の学校 | 関西学院大学 |
現在の活動内容は?
今井さんは現在公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)の代表理事をされています。
チャンス・フォー・チルドレンは家庭の経済格差による子どもの教育格差を解消し、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的に活動している団体です。
もっと詳しい活動内容や寄付の方法はこちらから確認できます。
今まで6000人以上の生活困窮家庭の子どもの学びを支援してきました。
そして2021年より「子どもの体験奨学金事業」(ハロカル)を立ち上げ体験格差解消を目指し全国で活動されています。
ハロカルとは「ハロー・カルチャー(文化・体験との出会い)」と「ハロー・ローカル(地域との出会い)」という2つのメッセージを込められた造語で、寄付金を原資にして、全国の経済的に厳しい家庭の小学生に、スポーツや音楽・芸術活動のほか、体験活動で利用できる奨学金を提供する活動です。
ほかにも今井さんは
・全国子どもの貧困・教育支援団体協議会理事
・内閣官房行革推進会議「子供の貧困・シングルペアレンツチーム」専門委員
・子どもの貧困対策センター・公益財団法人あすのば アドバイザー
などを務めています。
活動の根底にあるのは震災
今井さんは大学時代、NPO法人ブレーンヒューマニティーで不登校の子どもの支援や体験活動に携わっていました。
ブレーンヒューマニティーは関西学院大学の学生が阪神・淡路大震災で被災した子どもたちの支援をきっかけに発足した団体です。
今井さん自身、小2の頃に阪神・淡路大震災を経験されています。
これが縁でブレーンヒューマニティーで活動を開始し、不登校の子どもたちの支援に携わりました。
大学卒業後は公文教育研究会(KUMON)にて学習塾の運営に携わり、子どもの学習支援に従事します。
そんな中、2011年に起きた東日本大震災をきっかけに「自分も何かやらなければいけない」と会社を辞めて、チャンス・フォー・チルドレンを立ち上げました。
主な著書は?
番組内でも紹介された著書は『体験格差』(講談社現代新書)です。
4月18日に発売され、あっという間に重版が決定するという話題の本になります。
また、2015年に出版され奥野 慧さん(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事)との共著に「東日本大震災被災地・子ども教育白書」(株式会社バリューブックス)があります。
これは日本初の東日本大震災の被災家庭や子どもの定量的なデータを元にした2,338件のアンケート調査結果をまとめた白書になります。
まとめ
2024年5月7日(火)放送「大竹まことゴールデンラジオ!」のゲストは今井 悠介(いまいゆうすけ)さんでした。
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)の代表理事をされています。
小学2年生の時に経験した阪神・淡路大震災。
この体験が現在の基となる、子供への支援のベースになっているようです。
学生時代はNPO法人ブレーンヒューマニティー(阪神・淡路大震災で被災した子供の支援を目的として関西学院大学の学生が発足させた団体)で不登校の子どもの支援や体験活動に携わります。
その後はKUMONに入社し、そこでも子どもの学習支援に従事します。
2011年に起きた東日本大震災を機に退職し、チャンス・フォー・チルドレンを立ち上げました。
一貫して子供への教育や貧困問題に取り組んでおられます。
発売されたばかりの著書『体験格差』(講談社現代新書)があっという間に重版になっていることから、今の日本の抱える貧困問題や教育格差への注目の高さがうかがわれました。